Phd graduate in 24 years

ネガティブで先延ばし癖のある私が文系博士課程の大学院生として生きた証。D1年目。

大学でのメンタルヘルス相談

今年の9月から、保健管理センターに通っている。

学内でメンタルヘルス相談にのってもらうなんて、24年間カウンセリング受けたことなかった私にとっては超敷居の高かったけれど、いざその敷居を跨いでみたら、至って素晴らしいものだった。だって、博士号取得者で、お医者さんで、しかも女性で、似た境遇の偉大な大先輩がわざわざ私のために時間作ってくれて親身に相談に乗ってくれる。無料で。卑しい発想だけれど、学内で利用できるサービスは堪能した方がいいのだ。

 

今日は多分5回目。すっかり心を開いてしまって、自分の張り詰めた気持ちをほぐす場所になっている。本当は2週間後の予定だったけれど、4日前に電話で急遽SOSを求め、今日もアポを入れてもらった。(すすり泣きながら予約の電話いれたのがやんわりとばれていて、担当の先生にも伝わっていた。)

 

メンタルヘルス系の相談だけじゃなくて、私がこれまでした相談至上一番しっくりとくる答えが返ってきたので、記録しとく。先生ってすごいなあ。

 

【相談内容】

月曜日に厳し目の研究指導を受け、気持ちが滅入っていた。研究の新規性が乏しく、論文の投稿先を変更した方が良いことや、修了の1年延長を視野に入れた方がいい旨。指導は的確だが、「お前はだめだ」「俺はこんなにあれやこれやしたのに、お前は一切やらなかった」「お前はもうもたないだろ」といった言い回しや、「泣く時間あったら考えろ」といった声かけで傷つく。

・今後も指導を受ける中で、気持ちをどうやって保っていけばいいのか。

・指導内容を受けて、計画的に研究を遂行するために、コンサータなど覚醒系の薬をもらった方がいいのか。それとも,生活改善で十分か。

【アドバイス

・必要であれば、ハラXXXト相談室や保健管理センター等、三者が介入することもできるがどうか。

・話を聞く限り、指導教員はヒートアップしやすいタイプなので、お互いが落ち着くために、トイレ休憩などを挟むのはどうか。

・全否定された際に、思い当たる節があると思い詰めてしまいがちであるが、研究を全くやっていないということはないだろうから、あくまでも「指導教員の基準で」あることを念頭に置く。

・自分がたとえパフォーマンスをあげたとしても、指導教員の言い方が柔らかくなることはないだろうし、さらに上を求めてくるだろうから、指導がヒートアップした際のダメージをどのように減らすかという方向性で考えた方が良い。

【アドバイスをうけて】

・指導教員自身も気にしすぎる性格であると思うので、第三者の介入は有効ではないと現時点では判断している。

・激昂中にトイレ休憩を提案する勇気はない(笑)が、確かに方向性として打倒だと思う。具体案を検討する。

・私も指導教員も「全か無か思考」をする傾向にあることに気づいた。メンタルヘルス相談の先生がプロセスを評価してくれるタイプであるし、努力を労ってくれるので助かる。自分の達成度を数値化するなどして、適切に把握することが有効だと思う。

・「指導教員の基準で」全て考えるのではなく、自分の基準を明確化する。

・私も指導教員も感情が昂りやすい一方、私は泣く、先生は叱るというように真逆の方向で爆発するのでいつもビッグバンが起きてしまう。私側の対策として、ダメージを緩和させるために受け流すことも必要。

・「自分がたとえパフォーマンスをあげたとしても、指導教員の言い方が柔らかくなることはないだろうし、さらに上を求めてくるだろう」というのが目から鱗だった。

・ダメージを減らすことがパフォーマンス向上に直結すると思う。