Phd graduate in 24 years

ネガティブで先延ばし癖のある私が文系博士課程の大学院生として生きた証。D1年目。

貸与型奨学金の返還免除【半額免除】

博士課程前期で借りていた奨学金の返還免除の結果が返ってきた.

半額免除・・・!

業績ほぼ皆無だったけど,免除になって本当に嬉しい.

申請の時期がちょうど修論提出間際だから,申請しない人も多いそうだけど,ダメ元でも申請することをお勧めします.ダメかどうかは向こうが判断してくれるから.

 

ちょっと詳しく説明します.

私は「日本学生支援機構」の「第1種奨学金」を月に5万×24ヶ月=120万借りてました.

今回申請したのは「特に優れた業績による返還免除」.

 

特徴は

・第1種奨学金を借りている大学院生(マスター,ドクター,専門職大学院生)

・各大学の申請者の上位が推薦をうけられる

・様々な業績が評価の対象になる

・半額免除と全額免除がある

 

申請は1月で,今年はコロナの影響で7月に結果通知が来ました.例年だと6月にわかります.

 

超優秀な大学に通っているわけでもなく,学内で超優秀な人が奨学金を借りていたり免除申請をしたりしているわけではないので,業績が乏しい人にもチャンスがあると思います.

評価基準も,申請者数・推薦者数・免除者数も各大学で公表されていると思うので,チェックしてみてください.

 

ちなみに私がアピールしたのは,

・国内ローカル学会での発表1件

・ボランティアでの副学長表彰

・ボランティアでの外部資金獲得

・学内での資金獲得

・TAや研究補佐員の勤務経験

 

ずっと取り組んでいるボランティアが教育系だったので,自分の分野と絡めて申請しました.関係ないかな?と思うかもしれませんが,評価基準に沿って大学や機構が判断してくれるので,ありったけの持ち札を出すことが必要だと思います.

学内での活動支援を申請した業績に関しては,代表者ではないです.先輩の研究のお手伝いでした.

TAはたくさんしましたが,何時間働いたかはあまり関係ないと思いますし,ここでは差がつかないとおもいます.

 

申請する際には,時期も時期で,申請書類も多かったのでとても大変でしたが,この少しの手間が後々自分の為になると思います.

 

私自身も,私の周りの学生も,お金に困っている人が多かったです.

しかし,貴重な2〜3年間なので,より多くの時間を研究に費やすことが必要です.専門知識や思考力を身につけることが自分への投資にもなると思います.

経済的な理由から進学を諦めたり,バイトで忙殺されたりする学生が少しでも減れば良いし,そういう人たちにとって少しでも参考になったら嬉しいです.